フランツ・シュミットなる作曲家の作品を聴くのは今回が初めて。パーヴォ・ヤルヴィの指名買いでなければ、おそらく巡り会うこともそうそうなかっただろうかと。
まずは第1番を聴いてみたのですが、これまた極上の美しさ。曲が非常に上品ですね。派手さはそれほどありませんが、蕩々と流れていくようなオーケストラの旋律が美麗。
オーケストラの美しさを引き出す旋律を描いているのがこの作品、と言う見方も出来るのかな。
メリハリは薄くとも、40分強の交響曲としては退屈する要素も少なく、最後までじっくりと聴くことが出来ました。これは他の収録作品も楽しみですよ。