音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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シベリウス:交響曲第3番 / パーヴォ・ベルグルンド, ヨーロッパ室内管弦楽団 (1997/2012 CD-DA)

シベリウスを聴くにあたって、どの演奏を楽しむか。

その心の寄る辺になるような物がベルグルンドとこのヨーロッパ室内管弦楽団による演奏なのだよね。自分にとってのスタンダード。基準。

そのようなわけで、あまりこれまで聴いてこなかった第3番を聴いていたのであります。

シベリウスには「シベリウス印」のようなものがあまり存在しないなどと思っていたのだけれども、十分にこれはシベリウス印ですね。「ああ、シベリウスだな」と言った当たり前のことを感じさせる作品ではないかと。心が真っ直ぐに立つような気持ちになれる。自分の中に一本の芯が通るかのような感覚とでも言いましょうか。