ヒラリー・ハーンのSONY時代5枚ボックスセットより。初めて聴きました。何年前に買ったんだっけ、このボックスセット。
ともあれ。
切ない作品。特に第二楽章。この切なさをダイレクトに伝えてくれるヒラリー・ハーンのヴァイオリンがこれまた。自分の中で眠ってしまった乙女回路が久しぶりに発動してしまいそうな、胸を締め付けられるかのごとくの旋律と演奏。これは感傷的にならざるを得ない。
23分しかない作品だけれども、全曲を通して聴き所満載。テクニカルなヒラリー・ハーンも、乙女なヒラリー・ハーンも十二分に堪能出来る。
今年の夏季休暇最終日にこの演奏に出逢えたことは、なかなかに印象に残りそうな気がしますよ。