アニメは観ていなかったのでDisc2のサントラ盤には特に興味はなく。Disc1のためだけにレンタル。
早い話が「歌ってみた」大全集でありますな。オリジナルに比較的忠実なアレンジのものから、「ここまで変えてくるか」と思わず唸ってしまうものまで、愛してやまないカゲロウプロジェクトの楽曲たちが、装いも新たに生まれ変わってくれた。これがまたいいんだわ。人に勧めるタイプのよさではなく、自分が好きで聴いているというよさ。その前提には「所詮、元はボカロですから」といった後ろめたさのようなものがあるのだけれども、でもですよ、これをコンピレーションアルバムという観点で聴けば、実は結構聴き応えのある作品集だという見方も出来ないかな−、などと独りごちてみたり。
あざといことに6月に第2弾がリリースされるそうなので、そちらにも期待。だって、オリジナルアルバム2枚から、ボーカルアルバムを2枚切り出すということは、ほとんどの曲を人力ボーカルで新たな命を吹き込むという言うことなのだから。ああ、本当にカゲロウプロジェクトの楽曲たちが、自分は好きで好きでたまらないのだな。