音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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EGO / 高橋幸宏 (1988/2009 FLAC)

SHM-CD盤を購入。とは言えエンコードしてしまうので、SHM-CDの意味はないのだが。

僕が80年代の高橋幸宏を聴こうと思い、数枚チョイスして聴いてきた中ではほとんど自分の心にヒットしなかった。何かが物足りないと言うか、どこか気力に欠ける作風でナヨッとした男の作品と言う印象が拭えなかったのだよね。

ところが本作。鈴木慶一がセルフカバーしていた「LEFT BANK」のオリジナルバージョンが入っていると言う1つの理由だけでAppleMusic経由で聴いてみたのだけれども、その瞬間にぶっ飛んだ。「これだよ、これ。僕が欲しかった高橋幸宏はこれだ!」と。ビシバシ入ってくるドラム、メロディ、神経質なのだけれどもそれがまた魅力的に映るボーカル。完璧じゃないか。繰り返しになるけれども、こんな幸宏さんが聴きたかったんだよね。

これもまたAppleMusicと言う存在のおかげで、偶然なりとも出逢うことがで来た1枚。もう完全にAppleMusic無しでは音楽生活は送れなくなっていますな。