うわぁ…。前回この音源を聴いた際には、あまりにも酷いことを書いているな。
先程書いたように、DSD音源を「楽しむ」にはコツがあって、それは可能な限りボリュームを上げてみることにあったのだよね。あるポイントから突然音が化ける。それこそ「リアル」になるのだよね。これはPCMハイレゾではなかなか見られない傾向。そのポイントを掴んだことでこの音源の存在を思いだして聴いてみると、あらあら、十分にカッコいい演奏じゃないですか。録音良し、演奏良し。確かに前回のインプレッション通り演奏が端正すぎる向きは感じられるけれども、それは決してマイナスではない。いかにも日本人のジャズといった体で、これはこれで悪くはない。
前回聴いたのはタイミングも悪かった。心身ともにアウトな状態だったので、音楽を真っ当に聴けない、聴いてはいけないケースだったのだから。深く反省。