音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ベートーヴェン:交響曲第5番&第6番 / ヤノフスキ, ケルンWDR交響楽団 (2020 48/24)

CDを買おうかどうかと悩んでいたところ、HDtracksで先行リリースされていたので購入してみた音源。レーベルはペンタトーン。

第5番。音のスピード感は非常に俊敏であるのに対して、響きはどこかオールドファッションな重厚さ。現代的であるとも言えるし、保守的である側面もあるようにも受け止められた。

全体的にストイックで、ある意味典型的に男性的な演奏。

第6番。打って変わって母性全開。表現することに対して、オーケストラが上手く機能している。牧歌的な風景、ユーモアを多彩に演出。

何となくの直感で購入した音源ではあるけれども、コンサバでありながらも新しい、その音作りに対して非常に好感が持てた次第。ケルンWDR、これは面白い存在。

おいおい他の収録曲も聴いてみたいと積極的に思える演奏。興味深い音源を引き当てたかもしれない。