クーベリックのドヴォルザークに大きく傾倒したのも今年の話か。
手駒にして眠らせていたCDの全集をたまたま紐解いてみたら、そこにはお宝が潜んでいた、と言う自分的よくある話で。
SACDではその美しさの枷が解放されたかのように、雄々しく煌びやかな世界が展開される。
1番2番は未聴なのだけれども、ドヴォルザークという作曲家の懐の広さと雄大さに魅せられた今年の後半だった。
クーベリックに対しては、まだまだクラシック初心者中の初心者だった頃にシューマンを聴いて「これは自分の趣味ではない」と決めつけ、そこからはアンタッチャブルな指揮者だったのだけれども、このドヴォルザークを聴いて途端に一目置くようになったと。
それもまた巡り逢わせ。音楽は時が巡り逢わせるもの。