前アーティクルからの続きでこれを聴いた。2013年リマスタの192/24版。
国内仕様44.1/16版で感じた音の狭さとやや詰まった間隔が取り払われ、音が自然と飛ぶような作りになっている。こちらの方が断然音がナチュラルですな。
音質評価として使われるのは、おそらく録音時点でパンの振りが相当意図的に作り込まれているからだろうと。音のアタックのキャプチャも耳に気持ちよい作りになっている。
今はプリメインアンプからのヘッドホンで聴いていたのだけれども、これをスピーカーで聴くとまた面白い印象を得ることが出来そうな。
これら音の作りが心地よいことから、より音楽そのものへと没入することも出来る。全ての音が心地よさのど真ん中に記録され仕上がっているとも言えるかな。
今の今まで自分は何を躊躇していたのだと小一時間問い詰めたいところではあるけれども、作品そのものに魅力を感じることの出来ないお子さまだったのだからそれは致し方のないこと。今はここに触れることが出来たことをありがたく思うことにしよう。