音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

シベリウス:交響曲第1番&第2番 / ラトル,ベルリンフィル (2015 ハイレゾ 48/24)

ジャケット画像はCD+Blu-rayの豪華セットのもの。自分が購入したのはこちら。
→『Jean Sibelius: Symphonies Nos. 1 & 2 | HDtracks - The World's Greatest-Sounding Music Downloads』。

おかしい。シベリウスはコリン・デイヴィスとロンドン響との組合わせのボックスセットを持っているのだけれども、どうにもこうにも辛気くさかったのと、全然理解できなかったこともあって半ば封印状態にあったのです。

ところが敬愛するラトルがベルリンフィルを従えてシベリウスを演るというので、とりあえず交響曲第1番&第2盤の組合わせだけ買って聴いてみようと、あまり期待もせずに聴いてみたら、これがまた!

第1番は大地、自然界の歌だわ。ハイレゾの効果も自分にとっては相当にあって、非常に濃厚に世界が描かれているのがよく分かる。そして何よりも、あれだけ「辛気くさい」というイメージがこびりついていたシベリウスなのに、ここには華がある!光がある!希望がある!それを象徴していたのが第2番。最終楽章はもう「大地の夜明け」そのものじゃないかと。

「野性的民族的大自然そのものの音楽」というのが僕のクラシックの師匠のシベリウス評なのだけれども、それをベールを剥がした明るい部屋で投影しているような感覚になってくるのだから不思議。やはり自分の耳にあった指揮者とオケというものは存在するのだということに納得した次第。シベリウス、暗くないよ!雄大だよ!クラシックのしがらみから解放された自由なキャンバスに音符を描くアーティストですよ。

と言うことで、瓢箪から駒な感じにシベリウスの美に触れることが出来た80分間の出来事でありました。これは今年の自分的音楽ビッグニュースに飛び込んでくるな。