音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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SHAKE IT PARADISE / 久保田利伸 (1986/1989 FLAC)

昨日のこと。突然、初期の久保田利伸作品が聴きたくなり、TSUTAYAディスカスに発注をかける。最近のリマスタベストを聴き込んでしまっていたので「きっと音もチープなのだろうな」などと思いつつリッピングの後に再生。

ところがどっこい。このシステムが、古いCDをガッツリと鳴らすシステムに生まれ変わっていたことを忘れていた。ボリュームを適量に上げると、十分なダイナミックレンジを楽しむことが出来る。チープさの欠片もない。むしろこの時代によくここまで音圧を稼いでいたものだと感心することしきり。

内容はと言えば、リアルタイムに聴いていたはずのアルバムなのに、後半収録の楽曲が全く記憶にないという体たらく。おそらく当時のお子様な自分では、ミディアムスローの楽曲の良さが分からずに、飛ばして聴いていたか、印象に残らなかったかのどちらかなのだろう。今聴いてみると、当時のブラコンを匂わせる楽曲の作りにいい意味で時代を感じさせて、心地よいレイドバックを味わうことが出来ましたよ。

突然聴きたくなったと言うことには、きっと何か理由があるのだろうな。改めて掘り下げてみたくなった理由が。もしかすると記憶の巻き戻しや埋め戻しを図ろうとしているのかもしれない。今作の後半の楽曲のように。