中島みゆき6thにしてセルフカバーアルバム。
一度は人に提供した曲を自分の手元に戻し再構築することで、ここまでの中島みゆき楽曲では見えていなかった傾向も浮かび上がってくる。
それは「歌謡曲作家」としての中島みゆき。「職業作曲家」としての、と言ってもいいかもしれない。
フォークを源流としたニューミュージックの括りとして捉えてがちになってしまうので、つい見落としてしまっていたのだけれども、これもまた中島みゆきを語る上では重要な側面であると。
だからこそか、4枚目までの流れとは少々異なりアクセントの強い楽曲、ヒット性の強い曲がここには並んでいる。それこそが職業作曲家としての矜持だったのではないかと。
それはこの作品以降に存在する自身のシングルヒット曲へとフィードバックされることになるのだろう。
あ。5th飛ばした。次、5th。