音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ベートーヴェン:交響曲第5番 / ヴァンスカ, ミネソタ管弦楽団 (2004/2009 SACD)

「そうか、第5番は第9番に道が通じているのか」と今さらながらに気がつく。

あまりにも有名な重厚なフレーズから始まり、最後の最後には開放感と明るさに満ちあふれていくその道筋が、真っ直ぐ第9番に繋がっているように感じられたのだよね。

これまでそのような考えを持ったことがなかったので、もしかすると、これからは第9番も聴けるようになるかも…しれない…かな?

それにしても、いつ聴いてもこのヴァンスカとミネソタ管との組み合わせによる演奏は、上善水のごとしでありますな。音の厚みよりも、滑らかさが勝る、自分にとっての好演。