「そうか、第5番は第9番に道が通じているのか」と今さらながらに気がつく。
あまりにも有名な重厚なフレーズから始まり、最後の最後には開放感と明るさに満ちあふれていくその道筋が、真っ直ぐ第9番に繋がっているように感じられたのだよね。
これまでそのような考えを持ったことがなかったので、もしかすると、これからは第9番も聴けるようになるかも…しれない…かな?
それにしても、いつ聴いてもこのヴァンスカとミネソタ管との組み合わせによる演奏は、上善水のごとしでありますな。音の厚みよりも、滑らかさが勝る、自分にとっての好演。