音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Cafe Bohemia / 佐野元春 (1986/2014) Hi-Res

ようやくフルで購入。

これまでの何度かリマスタリングされたCDと比較して、音の見え方が全然違っている。前田康二のリマスタリングの効果もあるのだろうけれども、どの音もフレッシュ。細かなパーカッション、細いコーラスから、重心の低いベースライン、活きのいいドラムス、とにかく音、音、音、どの音も鳴っている。それも窮屈な定位置ではなくて、一回り広い位置でそれぞれが鳴っているものだから、2chなのに十分に臨場感を体感出来る。

これが僕の望むハイレゾの形。空間も、密度も、立体感も、どれもこれも軽くクリアして、心地よいステレオ感に包まれる。オーディオをやっていてよかったなと思える瞬間。ロック&ポップス&ハイレゾという理想像を持つ作品が、ここに一つ加わった。