2019-12-31 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番&第3番 / キーシン, アバド, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (1994/2018 CD-DA) Classical Music 演奏が終わった直後に思わず笑いが飛び出てしまうのが、プロコフィエフのピアノ協奏曲。もうね、このハチャメチャ加減がね、聴いていて愉快ですよ。キーシンのピアノは「ああ、ピアノはハンマーと弦と鍵盤の楽器なのだな」と、楽器の構造が見えてくるかのような、メカニカルと表現してもよいのではないかと言える演奏。プロコフィエフだから余計にそう感じさせたのかもしれない。とにかく技巧の嵐。愉快を通り越して、ここまで来ると痛快ですな。