音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ベートーヴェン:交響曲第7番 / クリュイタンス, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (1960/2020 CD-DA)

ベルリン・フィル初のベートーヴェン交響曲全集。2017年リマスタ。

こんなビンテージ音源を、非常にクリアな音質で楽しめることが出来るとは。なんともよい時代ですな。

演奏自体もビンテージではあります。ただし、それは欠けた骨董品ではなく、保存状態の良い、美しい骨董品であります。

全体的に今よりもテンポは遅く、どこか牧歌的な雰囲気すら漂ってくるのですが、推進力と艶やかさはベルリン・フィルそのもの。演奏にトルクが相当あるのですよ。

確かに今風ではないかもしれないけれども、こう言った資料価値のある、かつ聴きごたえもある音源が提供される、その技術力の高さに感謝するわけであります。