音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

THE BOOK 2 / YOASOBI (2021 FLAC)

ここ数年のポップミュージック界隈では「ギターソロが存在しない」ことがキーワードになっているようなのだけれども、YOASOBIもまたその一例なのだろうなと思いつつ聴く。ポップミュージックにおける一曲あたりの情報量が増える一方、そのわずかな時間におい…

B.C.A.D. / T-SQUARE (1996/2015 DSD64)

本日の朝一に。昨晩はとにかく眠く、ワールドカップの日本戦も見ずに寝る。朝起きてニュースサイトを見ると、あらまぁ、歴史的勝利ですか。大したものだ。などと思いつつ、洗濯物を処理しながらこのアルバムを。新ノートパソコン環境は実に快適にスタートし…

THE BOOK / YOASOBI (2021 FLAC)

YOASOBIが持つ楽曲の妙を楽しむにおいて、「夜に駆ける」はやはりその規範的な一例なのだと実感しながら聴いていた。「妙」と言うのは音符を書くことよりも音をプロットすると言った言葉がふさわしいそのメロディの行き来と、先を読むことが難しい展開の複雑…

サンバースト / The Birthday (2021 FLAC)

リリース後に聴いて以降、耳を通せずにいたこのアルバムを。明るさと切なさとが両立しているのが今作の特徴だったのだな。もちろんこのバンド、そしてチバユウスケならではの、デカダンで刺さる楽曲も多数収録されているのだけれども、その体温、質感がこれ…

宇宙 日本 世田谷 [Remaster] / Fishmans (1997/2016 FLAC)

Fishmansのポリドール三部作は「純度の高いポップス」や「究極のドリーミーポップ」などと形容してもよいのかもしれない。だがそのような簡単な説明で片付けられるほど薄いものでも決してあるまい。音の配置、その純度の高さ。歌詞における世界の純度の高さ…

IM A SINGER VOL.3 / ToshI (2022 FLAC)

手元にありながらもまだ聴いていなかったので再生。実は聴くのが怖かった。並んでいる楽曲を見て恐れわなないていた。案の定、いきなり1曲目の「タマシイレボリューション」から、タマシイひん向かれてもぎ取られて改革されるかと思った次第。X JAPANの頃か…

So Special Christmas / MISIA (2020 96/24)

そろそろ街はクリスマス色になってくるのかしら。在宅勤務をしていると街中の雰囲気がよく分からなくなってくるな。出勤のために朝外へ出て、冷たい空気を肌に受けながらイヤホンからクリスマス的な音楽を聴く、などと言うことも今年はなさそうだしね。まぁ…

CATALOGUE THE BEST 35th anniv. / BUCK-TICK (2022 FLAC)

Disc4を聴いた。そろそろ真面目に何かをメモっておきますかね。今回のこの5枚組ベスト盤は、各ディスク開幕の1曲がその盤の世界観を物語っているところが親切な作りであり、また興味深いことであるな、と。ゴシックな聖歌風のイントロから導き出される耽美な…

ARISA Ⅱ SHAKE YOUR BODY FOR ME / 観月ありさ (1992 FLAC)

TKプロデュース作品ではないけれども、TK音楽を貪りつくしたい時には欠かせない1枚。しかしまぁ、90年代も遠くになりにけり。このアルバムも30年選手になりましたか。とは言えども、自分の中では90年代のJ-POPサウンドは現代2020年代のサウンドとシームレス…

PC入力環境構築完了

先日少し語るに触れた、PC入力新環境のベーシックな構築が完了しました。ハードウェア的な構築をしてみると、なんだか要塞になってしまいましたよ。まぁ、休日くらいこのような環境の中でインドア生活を送ってもよいのではないかとね。あくまでも音楽がメイ…

THE GREATEST HITS-小室哲哉作品集 S- / V.A. (2006 FLAC)

同時発売の「a」と併せて立て続けに聴いた。寝起きに居間へ出るとNHKの小室哲哉をフィーチャーした番組が流れていたので、最後まで見通したのだよね。番組内容はもう散々語り尽くされた小室哲哉の音楽家としての過去と、そして未来の小室哲哉像を本人が語る…

globe / globe (1996 FLAC)

globeの初期4枚の音源は、いずれも2016年のハイレゾリマスタがイマイチだったと、認めなくはないけれども認めないとね。音の離れはCD音源の方が間違いなくよいのですよ。ハイレゾリマスタ音源は音がぼやけて仕方がない。低域を欲張りすぎたのだろうな、あれ…

マーラー:交響曲第7番《夜の歌》 / ショルティ, シカゴ交響楽団 (1971/2017 Hybrid SA-CD)

人間として怠惰に過ぎる時間を過ごした後は、やや復活をしてこれを流しながら諸々の身の回りの整理など。BGMとしてマーラーを流している俺格好いい的中二病的に。人間として破綻した後には、日本人として言葉が破綻してやがる。

Thriller / Michael Jackson (1982/2022 Hybrid SA-CD)

人としてあまりにもボンヤリし過ぎた生き方をしている40数分でありました。

Moanin' / Art Blakey & The Jazz Messengers (1958/2013 192/24)

これを聴きながら午後の撃沈。昨晩、あまり寝てなかったのだよね。

シルヴァー・ライニング・スイート / 上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット (2021 SHM SA-CD)

これを出来る限り、耳が許す限りの大音量にて再生。カタルシス。

worlds of the mind / move (2000 FLAC)

有り体に言えば昨晩の反動であります。

ショパン:ピアノ協奏曲第1番 / クリスチャン・ツィメルマン, ポーランド祝祭管弦楽団 (1999/2017 FLAC)

午前3時を回りました。さすがに限界。これをラストにしてシャワーを浴びてから寝ますよ。週末の夜はこのようにして更けゆくのでありました。それにしてもうっとりすべくはツィメルマンが紡ぐピアノの美しさよ。これにうっとりせずして何にうっとりすると言う…

シベリウス:交響曲第1番 / コリン・デイヴィス, ボストン交響楽団 (1976/2020 Hybrid SA-CD)

既存のシベリウスの音楽像とは、おそらく自然文化的側面に根ざしたところから始まり作られているように感じられるのです。いや、それは根ざしたと言うレベルでの話ではなく、もはやそれそのものなのかもしれないと。もちろんその観点を否定するつもりは微塵…

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 / マウリツィオ・ポリーニ, クラウディオ・アバド, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (1992/2022 Hybrid SA-CD)

パワーに溺れるでもなく、リリカルに過ぎるでもなく、かといって中庸に甘んじるわけでもなく。老成と言う名の衰えであるわけがなく、早熟と言う名の若さであるわけもなく。ポリーニという人の弾くベートーヴェンは、端正でバランスよく美しいと言った印象な…

ドヴォルザーク:交響曲第8番 / イルジー・ビエロフラーヴェク, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 (2013/2021 96/24)

今晩は仕事明けからずっとクラシック音楽ですね。さすがに日付が変わる前からはヘッドホンリスニングをしておりますが。で、ドヴォルザーク。交響曲第8番。ドヴォルザークの作品の中ではチェロ協奏曲と並んで好きな楽曲。どこが好きなのかと問われても答える…

ブルックナー:交響曲第7番 / アンドリス・ネルソンス, ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 (2018 192/24)

この単調とも言える音楽を聴ける形にするには、楽団に相当な表現力が求められるのと同時に、指揮者には圧倒的な統率力が求められるのだろうな、などと思いながら。改めて聴き直すと、第3楽章などはほとんどワンフレーズで押し切っているわけで。以前にも思い…

ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番 / ゴーティエ・カピュソン, ゲルギエフ, マリインスキー劇場管弦楽団 (2015 48/24)

この作品にアニメーションを乗せると、ゴシックでホラーで、それでいながらユーモア的なファニーさが表現出来て、子どもウケがよい物が出来そうな気がしてきた。などと言ったことを考えながら聴いていた。カピュソンの熱演そっちのけで。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 / アシュケナージ, ハイティンク, ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 (1984/2014 FLAC)

これもあまり聴き込めていなかった作品かな。どのような作品であったかすらも記憶に残っていなかったのであえて聴いてみた次第。第一楽章で「ポール・モーリアかよ!」とツッコミを入れたいフレーズが出てきてずっこけたり、第二楽章は自分が勝手に描いてい…

シューマン:ピアノ協奏曲 / マレイ・ペライア, クラウディオ・アバド, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (1997 FLAC)

この音源は自分の音楽データの山に完全に埋もれてました。友人に聴かせてもらって、その後自分がクラシックの沼にはまり込むきっかけになっている演奏ですね。おそらく数年ぶりに聴いたでしょう。雄弁なシューマンを好んで聴いていた耳からすると、穏やかな…

ブラームス:交響曲第1番 / ラトル, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (2008/2014 44.1/24)

私の週末の夜はクラシック音楽からスタートですよ。何とはなしにブラームスをチョイス。ブラームスに限らず、自分的決定盤と思える音源に出逢えたとしても、そのうちに他の演奏が気になってついつい漁ってしまうと言うのは、クラシック音楽が沼である証左だ…

infinite Resonance / fripSide (2022 96/24)

聴けば聴くほどツインボーカルの個々の個性が際立って聞こえてくるから、まぁ、凄いこと。ボーカリストのお披露目でありながらも、既に実力発揮と言ったところか。トラックも実は結構気合い入れて作ったのではないかとね、思うのですよ。これまでが力を抜い…

PLASMA / Perfume (2022 FLAC)

このハードボイルドな可愛さは殺人的ですよ。これを作っているのが中田ヤスタカという男性であることがにわかに信じがたい。いや、まぁ、その通りなのですがね。それにしてもあれだけ音としてもキャラクタとしても完熟に至ったと思いこんでいたPerfumeに、ま…

RISKY / B'z (1990 FLAC)

急に聴きたくなった。後悔はしていない。この時期のポップとロックの境界線にあるB'zは大好物でありますよ。

ブルックナー:交響曲第6番 / ヤンソンス, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (2019 48/24)

家人がいなかったので在宅勤務中のクラシック音楽を。久しぶりにブルックナー。6番を選んだのは単なる気まぐれで。これが、また、うん。よい。語彙はうっちゃってよい。出音が全て。蕩々と進み行く音の世界。素晴らしい。