音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ギター協奏曲 / ナルシソ・イエペス (2014) SACD

1曲目と2曲目以降の作曲家が1世紀離れているので、それだけでも雰囲気が全く違って聞こえてくる、ある意味お得な協奏曲集。個人的に好みなのは2曲目。Mario Castelnuovo-Tedescoによる、ギターコンチェルト第1番作品99。どことなく現代の映画音楽にも通じるような楽曲に、イエペスのギターがさり気なく食い込むという構図が面白い。この作曲家が1968年まで存命だったということを考えると、その映画音楽的に聞こえてくるという解釈もあながち間違いではないのだろうな、などと思ってみたりもする次第。3曲61分はあっという間の世界。