音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ZIPANG / SANOVA (2019 48/24 Amazon Music HD)

「GoGo Penguin」を聴き終えたら、ふとこのアルバムの存在を思い出した。まだ一度聴いたきりだったなぁ、と。

で、改めてAmazon Music HDからDAPにダウンロードして通して聴きまして。

最初のうちは「自分が高校生だったら、嬉々として無邪気に好んで聴いていただろうな」などと斜に構えていたのですが。

あら、聴き進めるうちに、なんだろうね、クリスタルな感覚というのでしょうか。音色がそのように設定されているからなのかもしれないけれども、世界観の見通しが非常に良いのですよ。ピアノインストのカワイイ系と称すればよいか、ファンタジックと称すればよいか。

これはクセになるのでは?と思い始めましたね。聴き終える頃には案の定「これ、買っておいても損はないんじゃない?」と思っていた自分がいますよ。

曲の作りは単純なんです。いや、単純と言う言葉はあまりにも上から目線だな。明快なのですよ。メロディがすっと耳に滑り込んでくる。ああ、これはよく作られているな、といつの間にか納得させられているのです。聴き手が気持ちよく感じるポイントはどこにあるか、深く考えられているのではないかとね。

澄んでいるんですよね。世界が澄んでいる。先に述べた見通しの良さがそれ。

そのポイント、ツボに自分がまんまとハメられたのであります。

この音楽を連れて、ドライブとか行きたくなりません?