やや長文・レビュー
焼酎のお湯割りなどをやりながら、坂本冬美2連チャン。演歌歌手が演歌を歌ってハマらないわけがない。同じ土俵の演歌カヴァーだからこそ。そのことによって冬美ちゃんの歌の味が一層引き立つってなものなので。吹き込まれた曲、歌番組等々、演歌と言うジャン…
Uruの「白日」カヴァーを聴いていたら、このアルバムを再度聴き直してもいい機会なのではと思うに至りSpotifyから再生。頑なにこの音源は手元に置いていなかったのだよね。理由はおそらく過去に書いているだろうけれども、その音作りが苦手だったのだよね。…
このシリーズベスト盤の後半部分を聴く。徳様の「雪の華」が聴きたくなったのだよね。改めて聴き直してみても、一本の芯を通して換骨奪胎を突き詰めたカヴァーであることに感心することしきり。試みへのブレが一切ないのだよね。シンガーがカヴァーアルバム…
ほとんど耳を通していないクラシック作品を。バルトークのピアノ協奏曲集とは、まぁ、これを購入した時の自分は相当に欲しがり欲が強かったのか、取りあえず気になったものは何でも買っておけ、だったのか。今だったら間違っても購入していない。ともあれ中…
このアルバムを聴く度に、受ける印象が変わっている。今日は若干否定的。評価が自分の中で定まってくれない。過去にはここまで褒めているのにな。particleofsound.hatenablog.com以下、完全にお目汚しの文章につき。JUJUのこのお水感と言うのはどこからやっ…
あまり聴き進めることのできていない手持ちのヴァイオリン協奏曲の音源を、と言うことであれこれつまんでみたのだけれども、どうも自分の耳にしっくり来ない。オケが眠いかヴァイオリンの音そのものが自分の好みではない、耳が喜ばないと言った音源ばかりに…
本人が最もそれをよく分かっていたのかもしれない。
ケミストリーが欲しかった。
途中で聴き飽きると予想していたのに、一気に最後まで聴かされてしまった。やはり氷川きよしの看板を背負っている人はダテではない。
いつの間にかリリースされていたよ!知らなかったよ!アンテナ低いよ、自分!直球ど真ん中に剛速球を投げてはストライクを取り、投げられた変化球は余裕綽々でホームランとして打ち返すかのような、サイモン・フィリップスによるジャズ・ロックの単独祭典の…
このアルバムはリリース後しばらく耳を通せていませんでした。それほどまでに現時点での最新アルバム『Frontiers』が自分にとってドストライクだったと言うことでもありますが。久しぶりに聴いてみると、全員が全員、演奏が前のめってますね。とにかく次の音…
ブロムシュテットとゲヴァントハウス管による21世紀のブラームス録音。第1番に引き続いて第2番を。 -+-+-+-+-+-一聴して分かることがある。譜面のエディットや新しい解釈を織り交ぜると言ったそれらの斬新さをあえて取り込まず、譜面のなすがままに音の流れ…
ブロムシュテットが90代になってから録音された、ゲヴァントハウス管とのブラームスを前に、ただただ頭を垂れひれ伏すのみ、の巻。 -+-+-+-+-+-「クラシック好き」程度の人間ではあるので、ブロムシュテットが存命であることも、もう相当な歳であることも知…
嵐が音楽活動において大きな成功を収めた理由をなんとなく考えていた。それを導き出すにはジャニーズユニットの歴史を簡単に振り返るとよいのだろうと。ジャニーズユニットの巨大なる存在感はSMAPの役割が大きな分水嶺になったのは間違いなく。SMAP以前のユ…
冬の未明にこのようなラテンジャズを。今晩はあの後Spotifyでファンクミュージックのプレイリストを聴き漁り、そしてラテン ミュージックのそれへと移行。ラテンジャズのプレイリストを見つけたので再生。数曲聴いた後にクリーンなギターが流れてきて、その…
フランスは新進気鋭のトランペッター、ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリによる、ピアソラ楽曲を中心としたオーケストラアレンジの楽曲集。e-onkyoの今月のセール品を眺めていたら目が止まったのです。この方のジャケット写真は過去に何度か目にして気には止めて…
先のアーティクルで、ジョシュア・レッドマンのリーダ作はやや地味に聞こえることがあると書いたけれども、本当にそうだったのかと疑問に思い検証し直すことに。あまり聴く回数も重ねていなかったしね。あれ。アルバムののっけから茶目っ気も演出もあり、か…
気分が少し復活してきたので、もう少しジャズリスニングを進める。この作品、サブスクで一度聴いたきりで、購入してから聴いた記憶がなかった。実にオーソドックスでストレート・アヘッドなジャズアルバム。ジョシュア・レッドマンのリーダー作はやや地味に…
このようなアイテムがリリースされているとは気が付かなかった。このアルバムは小規模な会場と人数を入れてのライヴ作品であると知って、俄然興味が湧きましたね。慌てるかのようにして購入。 スナーキー・パピーは頻繁に繰り返して聴くわけではないのですが…
クラムボンによる2006年リリースのカヴァーアルバム。今日は比較的「強い」邦楽ポップスばかり聴いていたので、この辺で一息つこうと。ここで展開されているのは実に即興性の高いポップス。聴かせるためのポップスであるのは当然の事として、その性質からし…
今年、高崎まで観に行った氏のコンサートで口にしていた「明るい曲での構成を」とは、このアルバムの内容も指していたのではないかと今さらになって気がついてみる。アルバム前半がとにかく明るく、つとめて明るく進行していく。もちろん氏も私も年齢こそ差…
昼散歩のお供に。50分程度の作品が散歩には丁度よく。終わる頃に帰宅出来るのでね。改めて聴くと、このアルバムのキーはピアノとベースの存在だよね。ピアノが暴れれば暴れるほどに椎名林檎の暴れっぷりも痛快になり、ベースが唸れば唸るほどにロックとして…
今年は宇多田ヒカルの凄まじさにもあてられた一年だったような。最新スタジオ録音作品ではこれまで以上にソリッドになった姿を見せつけられ、孤高のミュージシャンになりつつあると実感したのも今年の事でありました。孤高でありながらも大衆性を忘れること…
作業中に居間に出たところ、点けられていたテレビにてレコードでこの作品を鑑賞しているシーンに出くわしたので、その流れで再生。しかしあれですよ。現代のゴージャスな大御所も、ここまで折れそうなまでに繊細なアルバムでデビューしたのですよね。この感…
ちょっと開けた雰囲気のJ-POP作品を聴きたくなったのかな。本作はリアルタイムでも素敵なアルバムだと思っていたけれども、最近とみに素晴らしい作品だと思えるようになっております。一分の隙もない完全なポップアルバム。明るいとかはじけるとか、そのよう…
この作品とも連れ添うようになってからもう結構久しいのですが、時間を重ねれば重ねるほどに、ここでのベースとギターがしんしんと穏やかで静かなる対話しているかのように、作品と私もまた対話をするその深度がより深いものになっていくような気がするので…
ここ数年のポップミュージック界隈では「ギターソロが存在しない」ことがキーワードになっているようなのだけれども、YOASOBIもまたその一例なのだろうなと思いつつ聴く。ポップミュージックにおける一曲あたりの情報量が増える一方、そのわずかな時間におい…
リリース後に聴いて以降、耳を通せずにいたこのアルバムを。明るさと切なさとが両立しているのが今作の特徴だったのだな。もちろんこのバンド、そしてチバユウスケならではの、デカダンで刺さる楽曲も多数収録されているのだけれども、その体温、質感がこれ…
Fishmansのポリドール三部作は「純度の高いポップス」や「究極のドリーミーポップ」などと形容してもよいのかもしれない。だがそのような簡単な説明で片付けられるほど薄いものでも決してあるまい。音の配置、その純度の高さ。歌詞における世界の純度の高さ…
手元にありながらもまだ聴いていなかったので再生。実は聴くのが怖かった。並んでいる楽曲を見て恐れわなないていた。案の定、いきなり1曲目の「タマシイレボリューション」から、タマシイひん向かれてもぎ取られて改革されるかと思った次第。X JAPANの頃か…